固定資産売却時の会計入力方法

簿記の勉強で学ぶ入力方法とは異なる

よく日商簿記等で習う通りに会計入力している例を多く見かけます。これは、間違ってはいないのですが問題がある入力方法だと言えます。何故なら、近年の会計ソフトでは仕訳データから消費税の申告書が自動的に生成されるためです。

消費税は取引価額に対して課税される

消費税は取引価額に対して課税されます。しかし、法人税は所得に対して課税されます。会計ソフトは仕訳データごとに消費税の課税区分を入力し集計がなされるので、会計上、あるいは法人税法上正しく入力していても、消費税の計算が誤ってなされてしまうことがあります。

現金預金(対象外) 1,000 / 土地(対象外) 800
              固定資産売却益(非課税売上) 200

仕訳は特に間違っていませんが、消費税法上、非課税売上に集計されるべき金額は取引価額である1,000です。このような仕訳を切ると200が非課税売上に集計されます。仕訳データが消費税申告書に繋がっている点を踏まえれば、このような入力方法は(実務上は)適切ではありません。顧問税理士によっては、申告の際に気を利かせて修正してくれるかもしれませんが大変な手間です。

ではどうすればいいのか

現金預金(対象外) 1,000 / 固定資産売却益(非課税売上) 1,000
固定資産売却益(対象外) 800 / 土地(対象外) 800

このように入力すると、会計上、法人税法上、消費税法上も正しい結果になります。単に学問的に理解しているだけでなく、会計ソフトがどのように機能しているかを知ったうえで対応する必要も出てくるのだと思います。

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